百人一首 92番
讃岐の作風は武人の娘らしく筋の通った歌が多いが、全体に歌林苑風から新古今風への軌跡を示している。また、名歌として伝えられる ”世にふるは苦しきものを真木の屋に ~ ” の歌は、後世、宗祇の”世にふるも更に時雨の宿りかな”や、芭蕉の”世にふるも更に宗祇の宿りかな”に影響を与えた。
讃岐の歌風の特色には、中世風の隠逸への傾斜があったと思われ、いわば時代の先取りとしても注目されるものがある。
以上、この項終り。
解説者 牧 宏安
10月は「鎌倉右大臣(源実朝)
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コメント
★牧先生
二条院讃岐の解説を又讃岐の歌10首の解説も入れて頂き有難うございました。二条院讃岐は式子内親王と並び称された鎌倉時代の女流歌人ですね。殊に92番の一首は「沖の石の讃岐」と呼ばれるほど彼女を有名にしたとのこと。 ⑥詞書: 秋歌
“むかし見し雲井をめぐる秋の月いまいくとせか袖に宿さん”
⑦詞書:千五百番歌合い
“身のうさを月やはあらぬとながむれば 昔ながらのかげぞもりくる” ⑥の余命を思う作者の痛烈な感傷。 ⑦の歳を取った老いの嘆きがよく分かる気がしました。何時も詳しく解説をして頂きまして有難うございます。
投稿: sakura | 2009年9月16日 (水) 22時56分
二条院讃岐、女流歌人。お恥ずかしいですが、この度知りました。
百番,千五百番歌合とは、大勢の歌人が集われて、一夜で次々と詠まれるのですか。
この時代の歌人の方方の詠まれる”恋”には激しい、情熱に感じ入ります。
”五月雨の、、、、ほととぎすかな”は、情景が浮かび、心に入ります。
”身のうさを、、、”自然は恒常。年を重ねますと、若い時には、考えられない感情
があふれてくるようになっています
投稿: たぬき | 2009年9月18日 (金) 19時50分
★tanukiさん
何時もお越し頂き有難うございます。
私も牧先生の解説のお陰で百人一首を
親しむ様になったので、名前など
覚えていませんが
月に一度 こうして千年前の歌を詠む
機会があることは非常に有り難いと
思っております。
今回の歌の最後の二首はこちらも年を
重ねているだけに身につまされる歌ですね。
次回は「源実朝」です。楽しみです。
又のお越しをお待ちいたしております。
(*^。^*)
投稿: sakura | 2009年9月18日 (金) 22時40分