百人一首 式子内親王 その二
結び 「新古今前後」-(前述・折口全集第十六巻)の論評より抜粋 「式子内親王」の御歌には、当時の流行に従ってそれなりに優れたものがある。独特の静かな女らしく柔らかなものも沢山ある。歌の上だけでみると、素直なものを作られて居るので分らないがこの御方には少し御性格の変わられた所があるらしい。内親王は父帝(後白河天皇)からも愛せられて、大炊御門院という御殿を譲り受けて居られる。 つまり後院(ごいん)である。 以仁王も内親王の弟宮であらせられる。 関東方面と関係がおありになったのかも知れない。橘兼仲等の陰謀事件にも坐して居られて、どうも我々が歌の上で想像申し上げている御方とは違う。 京都に於ける政治上のの一つの勢力になって居られたらしい。文学上の才能と政治上のとは一つでないが、内親王の御歌に就いては、こういう鎌倉時代の事情を背景として見直す必要がありそうだ。 以上、この項 終り。
次回は「殷富門院大輔」「後京極摂政前太政大臣」の予定。
解説者 牧 宏安
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(一)「新古今前後」-折口信夫全集・
第八巻より六首
(二)「女流短歌史」-折口信夫全集・
第十一巻より二首
(三)「新古今和歌集」-折口信夫全集・
ノート編 第五巻より四首
沢山の歌の解説 興味深く読ませて頂きました。有難うございました。
牧先生 この度はHPの転送がうまくいかなくて折角早くに送信頂きましたのにブログに載せるのも大変遅くなりました。本当に申し訳ございませんでした。来月からは大丈夫だと思いますので、又よろしくお願い申し上げます。sakura(*^。^*)
(申し訳ございませんがコメント欄は今回も閉じさせていただきます)
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