百人一首 西行法師(その四)
☆☆ 西行法師 - (そのⅣ)
□ 前書き
八月は恒例の夏休みであったが、九月は伊藤先生のご都合により休会となった為、二ヶ月ぶりでの開講となった。今月は西行の作品解説を中心に講義が進められた。私家集の「山家集」、自歌合の「御裳濯河歌合」「宮河歌合」など数多くの作品の解説なので、恐らく次回まで継続の見込みである。
□ 山家集より三首、
”松山の波に流れて来し舟の
やがて空しくなりにけるかな”
”松山の波の景色は変わらじを
形無く君はなりましにけり”
”よしや君昔の玉の床とても
かからん後は何にかはせん”
□ 西行法師家集より (絶唱と云われる二首)
”年たけて又越ゆべしと思いきや
命なりけり佐夜の中山”
”かぜになびく富士のけぶりの空に消えて
行方も知らぬわが思いかな”
□ 折口信夫全集より抜粋
”吉野山さくらの枝に雪ちりて
花遅げなる年にもあるかな”
(新古今集・春歌)
”吉野山やがて出でじと思ふ身を
花散りなばと人や待つらむ”
(新古今集・雑歌)
”更けにけるわが世のかげを思ふまに
はるかに月の傾きにけり”
□ 古今著聞集・巻十三より
「西行法師、釈迦入滅の日、往生せんと願うこと」
西行法師は当時から、釈迦入滅の日に、往生を遂げることを願って詠んで居られた。
”ねがはくは花のもとにて春しなむ
そのきさらぎのもち月のころ”
返し:(一説には定家の詠とされる)
(山家集・続古今集)
”紫の色ときくにぞなぐさむる
きえけむ雲は悲しけれども”
解説者 牧 宏安
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10月の百人一首 解説を、早くに牧先生よりお送り頂きましたが、 やっと10月中に間に合いました。ここの所 色々な事が重なって レスができませんので今回はコメント欄を閉じさせていただきます。
尚、歌の訳は sakuraーHPに載っておりますのでご覧くださいませ。
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